グランドピアノの魅力とアップライトピアノとの違い
2017年07月27日 15時20分
優雅なイメージは楽器のなかでも一番のスタイルの良さです。
ボディは大きくできているのに、3本の足で安定性を確保しているバランスの美しさ。
低音から高音にかけて弦の長さの違いによって左右非対称の独特の形も独特です。
ピアノの上部にある反響板を開けて立てた場合は、音を効果的に伝えるだけではありません。
見た目にも、すっきりして凛とした佇まいを見せてくれます。
コンサートなどでは反響板を観客席に向かって広げられることもあります。
そんなグランドピアノから生み出される音の一つ一つが正解に伝わるような効果もあるのです。
考えに考え抜かれた構造となって、このデザインが踏襲されています。
ピアノでも案外と知られていないのが、その内部構造でしょう。
見た目や音の伝わりかたは目に見えやすいですが、内部は見えません。
弦の設置方法で形が大きく違います。
これ以外に弦を叩くハンマーのアクション構造が違います。
アップライトピアノの場合は手前から奥側に打ちます。
グランドピアノは下から上に打ちます。
このような違いがあります。反発力がアップライトではバネになります。
グランドピアノは重力になります。
鍵盤のフィーリングの違いがありますから、連打をするときに演奏感が違います。
一般的にはグランドピアノの方がアップライトピアノよりも優れた演奏感があるとされています。